派遣社員の正しい使い方
派遣社員はレンタカーに近いのか。
普段は車は使わないけど、たまに必要な時はあるよね。
じゃあレンタカーでいいじゃん。
ずっと維持費がかかるより割安じゃん。
それに、気に入らなかったら使わなきゃいいだけ。
うん。たしかに。
猫は好きだけど自宅では飼えないんだよね。
じゃあ猫カフェ行けばいいじゃん。
ふれあいたい時だけふれあえるし。
うん。たしかに。まあ。
まあでも猫にはご主人さまとは思ってもらえないけど。
派遣社員はレンタル彼女に近いのか。(そんなサービスがあるかは知らないが)
彼女ほしいけどモテない。けどカワイイ彼女とデートしてみたい。
じゃあお金払って一日だけ彼女のフリしてもらえばいいじゃん。
うん。。。。???
これはなんか違う。
さてこの違いはなんだろう。
問題はレンタルされる側の自覚。
車のような機械なら運転する人が誰であろうと同じように機能する。
猫は?
まあ猫も相手が誰であろうと猫としての振る舞いをする。猫が猫のふるまいするのは当たり前。けどご主人さま扱いさせるのは無理。
レンタル彼女は?
相手が誰であろうと彼女としての振る舞いをする。
ただし、相手のことを彼氏とは絶対に思っていない。
もし1日だけ相手のことを本気で彼氏と思ってしまうなら病院をおすすめする。
ではでは派遣社員は?
就業している会社の社員としての振る舞いをする。
ただし、自分が会社の正社員とは思っていない。もし思っていたら病院をおすすめする。
しかし逆は?
会社は派遣社員に企業理念を理解することを求める。
社員として会社の看板を背負っている自覚を持つことを求める。
「一生会社についていきます!」という姿勢で臨むことを求める。
一時的に必要なモノのレンタル品に対して、自分の所有物なのだと自覚を持たせるのは機械にならできるけど生き物には無理なのでは。
今だけ僕を本気で彼氏と思え。
演技じゃだめだ。
と、言われても・・・。
ということで病院をおすすめする。